
典型的なトラブルのパターン
「たんす見てくれるんじゃなかったの?」貴金属が本当の狙い?
「古い家具や着物を高く買い取ります」と広告に書いてあったからお願いしたのに、実際に家に来た業者が興味を持ったのは「タンス」ではなく「貴金属」だった…という話、よくあるんです。訪問当日、「家具の処分にはお金がかかりますが、もし貴金属があればその分値引きできますよ」と言われ、つい見せてしまった指輪やネックレス。その場の流れで持っていかれてしまったというケースも少なくありません。最初の話と違う、そんなズレに気づいたときにはすでに手遅れ…ということもあるのです。

たんすの買い取りで呼んだのに、「これは値段つかない」って。結局、指輪だけ持っていかれて…なんだったんでしょう、あの人たち
契約書も何もなし?「とりあえず預かります」に要注意
本来、買い取りや預かりには必ず契約書や借用書などの書面が必要です。でも悪質な業者の中には、「あとで書きます」「いったん預かりますから」などと言って、そのまま貴金属などを持ち出してしまうケースも。トラブルが起きてから「書類がないから証明できない」となり、返してもらえない事態にもつながります。善意で見せたものを、そのまま取られてしまうのは、とても残念で悔しいことですよね。家にある大切なものを扱う以上、書類なしのやり取りは絶対に避けたいところです。



「後でちゃんと書類作るから」と言われて指輪を渡したけど、返してって言ったら「そんな話は聞いてない」って…泣き寝入りするしかないんだろうか?
「今キャンセルしたら費用が発生しますよ」って…脅しじゃないの?
話を聞いているうちに「これはちょっと怪しいかも」と思い直して、やんわり断ろうとすると、「もうここまで来てますし、キャンセル料をいただきますよ」などと強い口調で迫ってくる業者もいます。中には「こんな状態では他に引き取り手もないですよ」と不安をあおってくるケースも。こうした心理的な圧力に負けて、売るつもりのなかった大切な品を手放してしまう人も多いのです。冷静に対応できる状況じゃなくなるのが、この手口の怖いところです。



「今ここで断ったら1万円かかりますよ」って言われて、怖くて断れなかったんです…あとで調べたら、そんなのウソでした